9月1日の子ども自殺に思う

NPO法人はぁとぴあ21 理事長 高和洋子

内閣府の調査によりますと、学校の長期休み明けに子どもの自殺が突出して多いことが明らかになっています。まもなく夏休み明けを迎えます。私たち大人に何ができるかを考えていきたいと思います。

なぜ9月1日前後に自殺する子どもが突出して多いのでしょうか。学校が楽しい子どもは喜んで2学期を迎えるでしょう。しかし学校が苦しい子、つらい子にとっては休みが終わり、学校が始まることは恐怖や不安でいっぱいです。

子どもたちは小さいころから、学校へ行って当たり前、学校へ行けない子はダメな子という考え方で育てられ、「学校は休んでいいところ」「学校以外に育つ道もある」などとはとても考えられません。つらかったり、苦しかったりしても、我慢して通うことになります。

しかし9月1日はどんどん近づいてきます。1学期は休めたとしても、「2学期からは行くでしょう」という期待の目を向けられることがあります。そうなると親には「休みたい」と言えません。どうしよう、どうしよう、一切を楽にするには無にするしかなく、命を絶つことになります。

大津や岩手のいじめ自殺でも本人は「休みたい」と一度は口にしましたが、周りの大人に届いていませんでした。

周りの大人ができることは、「いじめがあって学校が苦しいなら、学校を休んでよい、行かなくてもよい」という考え方を子どもが持つということ、子どもの周りの大人はそれを子どもに知らせる必要があると思います。動物だって危険を感じる場所から逃げるし、避けます。生命あるものは、本能的にそうやって身を守ります。

そして、それ以上がんばらせないで、あなたが生きていることが大切と心から思ってほしいと願っています。

私たちは、この悲劇を起こさないために、親の会を毎月第2,4水曜日に開催しています。子どもさんにどのように接していけばいいのか苦悩しておられる親御さん方、ぜひ参加してみてください。

また不登校児童生徒の居場所を平成28年より支援センター「フレンズ」を小杉町三ケに開設しています。是非ご利用ください。場所や時間などはぜひ、お問い合わせください。

ありがとうございました。

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